文才がないけど書いてみたい小説。

自分はマニュアル人間なのかもしれない。


何かをやろうというとき、
何事にも正しい方法というものが存在していて、
それを行うことでいいものができると思っていて、
はて、それはどこに書いているのかな?といつも探してしまうのだ。


正解が存在するものに対しては結構自信がある。
たとえば、学校の試験であるとか。


正解が存在しないものに対してはめっぽう弱い。
たとえば、人生だとか。


だから、文章を書くのが苦手な自分が、
「文章の書き方」「小説の書き方」的な本をよく買ってしまうのは自然の摂理な訳です。


というわけで、今回買ったのはそんな本です。

文才がなくても書ける小説講座 (ソフトバンク新書)

文才がなくても書ける小説講座 (ソフトバンク新書)


著者の鈴木さんは現役の国語教師。
正直、この手の本は、著名な物書きの方が書いたもののほうが信頼度が高い。
もちろんこれは印象の話で、実際の内容とは関係ないのだけど。
だから、手にとる前はあまり期待していなかったのだけど、
手にとってぱらぱらと読んでみたら、これはよいと即購入。
実際読んでみると納得できることがたくさん。


その中でも

  • 「書くということは、不足を埋めていく行為」
  • 「書けない人は宙を睨む」

という言葉は自分にとっては金言。


先ほどもいったように、
文章を書いていると
これでいいのか?
この方法で書けるのか?
特に主張もないのだが、大丈夫なのか?
と不安になってしまう。


そういった中で
「書くということは
書いた文章に対しての不足していることを見極め
それを補充していくこと」
という指針はすごく役に立つ。


というわけで、
何か書いてみたいけどどう書いたらいいかわからない。
という人は手に取ってみるといいです。


おすすめです。